先日岡野の化学で勉強したアミノ酸について復習しました。
アミノ酸の構造と特徴
- アミノ基とカルボキシ基をもつため、酸とも塩基とも反応する。(両性化合物)
- 酸性アミノ酸:カルボキシ基を2つ持つアミノ酸
- 塩基性アミノ酸:アミノ基を2つ持つアミノ酸
アミノ酸を検出する4つの方法
キサントプロテイン反応
対象 | ベンゼン環を持つアミノ酸。 |
原理 | ベンゼン環がニトロ化されることにより反応。 |
代表例 | チロシン(オルト位がニトロ化)、フェニルアラニン(オルト位かパラ位がニトロ化) |
ビウレット反応
条件 | 隣り合った2つのペプチド結合があること。 |
原理 | NのローンペアとCu2+が配位結合し、錯体を作る。 |
硫黄反応
対象 | 硫黄を含むアミノ酸やタンパク質。 |
代表例 | メチオニン、システイン、シスチン |
ニンヒドリン反応
対象 | 全てのアミノ酸に反応 |
使用例 | 指紋検出 |
原理 | アミノ酸とニンヒドリン2分子が縮合し、ルーエマン紫 (Ruhemann’s purple) という青紫色の色素+アルデヒドが生成される。 |
ペプチド結合とアミド結合の違い
「-CONH-」の結合をアミド結合といい、その中でアミノ酸同士のアミド結合のことを特にペプチド結合という。
タンパク質
構造
αーアミノ酸が縮合重合してポリペプチド(タンパク質)を形成。
組成による分類
加水分解するとアミノ酸のみを生じるものを単純タンパク質、アミノ酸以外の物質も生じるものを複合タンパク質という。
特徴
- 液体から個体になり元に戻らない現象をタンパク質の変性という。
- 水素結合により立体的ならせん構造を形成している。
ノート
ノートは切り貼りがメインで、構造式等は手書きで書いて練習しています。後から追加して記載できるように、余裕をもって空白を残すようにしています。
(ノート上部はメモ欄として使用しているため、画像を加工しています。)








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