学習記録

電解コンデンサに関する特許を読んで

電解コンデンサ用電極の製造方法に関する特許を読みました。内容を簡単にまとめてみたいと思います。

この特許を選んだ経緯

この特許は電子部品関連で探したのではなく、岡野の化学で糖類を勉強した際に「フルクトース」、「グルコース」、「ガラクトース」で検索し、ダウンロードしておいたものでした。(実は当時内容をあまり読まずに何となくダウンロードしていました…)その結果電子部品に関する特許に触れるきっかけとなりました。

ちなみに検索ワードである「フルクトース」、「グルコース」、「ガラクトース」は、この特許の課題解決手段である水和抑制剤の例として挙げられていました。

(前略)かかる水和抑制剤として、例えば、リブロース、キシルロース、リボース、アラビノース、キシロース、リキソース、デオキシリボース、プシコース、フルクトース、ソルボース、タガトース、アロース、アルトロース、グルコース、マンノース、グロース、イドース、ガラクトース、タロース、フコース、フクロース、ラムノース、セドヘプツロース、マンニトール、ソルビトール、キシリトール、スクロース、ラクツロース、ラクトース、マルトース、トレハロース、セロビオース、ラクチトール、マルチトール、ニゲロース、ラフィノース、マルトトリオース、メレジトース、スタキオース、アカルボース、およびアミロースを例示することができる。(後略)

特許の内容

公開番号 特開2018-80373
出願人 日本軽金属株式会社
発明の名称 アルミニウム電解コンデンサ用電極の製造方法
従来の方法 化成処理前にアルミニウム電極を純水ボイルする。
従来の課題
  • アルミニウム電極と水の水和反応が激しいため、水和皮膜が多孔質となり、欠陥が多く存在する。
  • 化成電圧400V未満の場合:デポラリゼーション処理で欠陥を除去できる。
  • 化成電圧400V以上の場合:デポラリゼーション処理で欠陥を除去しきれないため、漏れ電流が大きくなりやすい。
  • 水和反応が激しいため、気泡が激しく発生し、生成された水和物で表面ではピットが目詰まりを起こす。ピットの目詰まりや激しい気泡が原因で、ピット奥で水和反応が進行しにくくなる
  • アルミニウム電極表面で激しい水和反応が進行すると、生成された水和物で表面近傍が目詰まりを起こす。目詰まりや気泡が原因で、多孔質層の奥で水和反応が進行しにくくなる
解決方法 水和抑制剤を含む水和処理液を使用して水和工程を行う。

参考サイト

コンデンサについて調べると村田製作所のサイトが子供でも分かるようなやさしい表現でまとめられていて理解しやすかったため、参考にさせて頂きました。

https://article.murata.com/ja-jp/article/what-is-capacitor

このサイトにはコンデンサについての短い動画も含まれています。

感想

電子部品に関する特許を読んで、聞き慣れず難しい用語がたくさん出てきましたが、その一方で前述した糖類等、化学関連の内容も多いと感じました。

これから特許翻訳者としての専門分野を検討していかなければなりませんが、どの分野を選ぶにしろ、その分野だけでなく広く勉強することが大切だと再認識しました。

現段階では幅広い分野の特許を読んでいきたいと感じました。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です