先週から半導体の勉強を始めました。
主に『はじめての半導体プロセス』という書籍で勉強しているのですが、本当に全くの初心者が読もうとすると、分からない用語がたくさん出てきて理解するのに苦労します(汗)。
そうした用語をサイトで調べながら読み進めていますが、今日は自分自身の理解を深めるためにも、そのうちの「トランジスタ」という部品について説明してみたいと思います。
トランジスタの概要
- 半導体における重要な部品の1つ。
- 主な働きは、「信号を増幅させること」と「スイッチング(回路をオン・オフ)すること」。
- P型半導体とN型半導体を継ぎ合わせたサンドイッチのような構造でできており、PNPとNPNの2種類がある。
- トランジスタには3つの電極があり、エミッタ、コレクタ、ベースという名前がついている。
トランジスタの仕組みをイメージで理解する
では、トランジスタはなぜ信号を増幅させたり、回路をオン・オフしたりできるのでしょうか?
これらの働きは、トランジスタの構造によって実現しています。
トランジスタの3つの電極は、真ん中にベース、左右にエミッタとコレクタ、という風に配置されていますね。

トランジスタは、ベースとエミッタの間とエミッタとコレクタの間に電流を流すことで、回路全体に電流が流れる構造となっています。
電流は水に例えると分かりやすいとよく言いますが、トランジスタの構造にも同じことが言えます。
ベースとエミッタの間に流れる水を増やせば(電流を増やす)、エミッタとコレクタの間に流れる水も増え(電流が増える)、回路全体の信号が増幅することになります。
ベースとエミッタの間の水を止めると(電流を止める)、エミッタとコレクタの間にも水が流れなくなり(電流が止まる)、回路全体がオフとなります。
まとめ
簡単ですが、トランジスタについてまとめてみました。今後も半導体に関する記事をアップしていきたいと思います。
引き続き頑張ります。
参考サイト
- https://fajob.jp/column/valuable-information/3213/
- https://article.murata.com/ja-jp/article/what-is-transistor
- http://www.ee.ibaraki.ac.jp/09student/Lectures/KisoDenki/Tr/Tr_as_SW.html
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